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星の見え方が変わる

素敵な音楽に導かれ、心を浄化しつつ大切なことについて考えさせてくれた愛に溢れた世界。

音楽劇「星の王子さま」

全公演終了し、幕を閉じました。

 

僕が演じた操縦士は、今の時代を生きている大人に一番近い感覚を持っていました。

その操縦士が王子さまと出会い、心を通わせることで芽生えてくる大人や自分への違和感。

 

「本当に大切なことは何か」

 

王子さまの優しくて温かい言葉は、自分を見つめ直させ、心を綺麗にしてくれるようでした。

 

王子さまと過ごした時間はどれも宝物のように感じてますが、中でも印象に残っているシーンは冒頭と別れのシーン。

 

冒頭シーンでは板の上にただ一人。

一人だけど、客席にいる皆さんへ問いかけるシーンだったので、お客様と操縦士が気持ちを共有しているような感覚でした。

意識を変えることで何もかもが変わって見えるかもしれないこと。大人とは、子どもとは。

一緒に思い返そう。そして感じよう。

 

「一番大切なものは、目に見えない」

 

立ち止まって、皆さんと一緒に考えた時間は、僕自身にとっても胸に響くものがあり、大切な時間でした。

同時に観劇に来てくれた皆さんの心が潤い、今後の生活が今以上に豊かになってくれたらな…!という気持ちが強かったです。

その時間を経て出会う凝り固まった考えを持っている大人は、ある種自分に置き換えてもどこか思い当たる節があって人ごとのようには思えませんでした。

目に見えるもの、形のあるもの、それを持っているか否かで揺れ動く感情。

見えるものこそ安心する為の材料にはなるだろうけど、それが一番大切なわけじゃない…

心の目で見て感じなきゃいけないことを、皆さんと一緒に拾い集めているような感覚でした。

 

大切なことを拾い集め、絆を結んだ王子さまとの別れのシーン。

 

王子さまとの思い出が募るほど、異彩を放った空間に取り残される操縦士には、辛さや悲しさなどの激しい感情がのしかかってきました。

同時に王子さまのことや王子さまが愛しているバラの花のことを考えると、どうにもできない自分と逃げ場のない感情が更に込み上げてくる。

 

言葉じゃ言い表せない、理屈じゃない涙。

信じたくない現実。葛藤。繕い。感謝。悲痛。叫び。

 

丁寧に説明することができない感情が、これでもかというくらい溢れ出してきて、

抱えきれないほどの感情は初めてだ…

と正直自分でもびっくりしました。

 

だけどあのシーンがあったからこそ、操縦士も本当の意味で強くなれたと思うし、ちゃんと王子さまから大切なものを受け取れた気がする。

僕自身、役者としても、これまでとは違った新しい感覚や経験を貰えたように思います。

 

役を通して素直に感じること。

相手のために何かを投げること。

 

そこで生まれる想像以上の感情や情景。

 

改めてお芝居が楽しくなり、もっとこういう経験をしていきたいという気持ちが増しました。

そんな経験をくれた今でも世界中で愛されている「星の王子さま」という物語、そして笑顔の絶えない、頼もしいキャスト、スタッフの皆さんに本当に感謝しています。

 

 

次の幕末太陽傳やHERO、上にいきたくないデパートも益々楽しみです。

次はどんな景色が見れるのか。

 

ひとまず、、

星の王子さまにご来場いただき、本当にありがとうございました。

 

僕にとっても、かけがえのないものを得た素敵な時間を共有できたことが本当に嬉しかったです。

 

王子さまから沢山の大切なものを受け取って星空の見え方が変わった操縦士のように、

僕も応援してくださる皆さんのこと、仕事や生活の見え方が変わったように感じてます。

 

舞台は生もの、その時、その空間でしか味わえない、共有できない感覚や想いがある。。

だからこそ、一瞬一瞬を丁寧に。

 

また皆さんと新しい景色を見て、感じて、進化していける日を楽しみに頑張りたいと思います!

 

お花、お手紙もありがとうございました。

大切に読ませていただき、次の作品への活力を沢山いただきました!!

 

それでは、まったねー!